今から35年前、日本の経済は潤っていた。自動車メーカーの元気も良くて、新車ラッシュが相次ぐ日々の連続。その黄金期に誕生した限定車のスカイラインGT-R NISMOが、ビッグスケールホビーになったとか、もう感動しちゃうよね!

文:ベストカーWeb編集部/写真:デアゴスティーニ・ジャパン

■勝利を収めるためにスタートした人生

日産監修のもと製品化に至っているため、細部までこだわりが満載

 ロードスター (NA型)、セルシオ、フェアレディZ (Z32型)、レガシィ。彼らはみな1989年に生まれの35歳で、今でも世界中にたくさんのファンを抱えている。当時の日本はバブル景気真っ只中で、世界に影響を与えた名車が次々と誕生したアタリの年だったのだ。

 さて、同じ華の1989年誕生組で、絶対に忘れてはいけない1台がある。その名もスカイラインGT-R (R32型)だ。GT-Rの名が付くモデルの登場は、KPGC110型の生産終了以来、実に16年ぶり。ホモろげーしょんは、世間に大きなインパクトを残したのだった。

 そのR32のデビュー翌年となる1990年には、全日本ツーリングカー選手権で戦うマシンのホモロゲーションモデルとなる「スカイラインGT-R NISMO」が降誕。レースで勝つことに重きを置いた、ハイスペックモデルとなっている。

 そんなわずか500台のみ限定販売された伝説の名車を、自らの手で組み立てることができる大人のおもちゃが、ディアゴスティーニ・ジャパンから販売される。早速、気になる中身を見ていこうではないか!

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■本物さながらの完成度に涙

名機RB26DETT型エンジンのギミックも細かく再現されている

 週刊「スカイラインGT-R NISMO[R32型]」では、毎号販売されるパーツを組み合わせることで1/8スケールのスカイラインGT-R NISMOを製作できるという、ファンにはたまらない魅惑のホビー。サイズは、全長約56.8cm×全幅約21.9cm×全高約16.8cmとなっている。

 エアインテークに加え、標準のGT-Rとの相違点であるフロントグリル上方に設けられた開口部や、GT-R NISMOの証である当時のNISMOロゴなど、エボリューションモデルの気迫とディテイルを忠実に再現している。

 またRB26DETT型エンジンが搭載された迫力のエンジンルームや大型のシルプロテクター、ダウンフォース向上の効果を発揮した小型スポイラーなども見逃せないポイント。エンジンフードやトランクリッド、折り畳みできるサイドミラーなど、実車同様の可動ギミックも採用されている。

 さらに、光と音をコントロールするエンジン型リモコンも付属。スイッチを押すことで、ヘッドランプとリアのコンビネーションランプが光り、エンジンはうなりをあげる仕掛けになっており、組み立てる人の興奮材料になることは間違いなさそうだ。

 週刊「スカイラインGT-R NISMO[R32型]」は全110号で完結し、2025年1月7日(火)に全国の書店やディアゴスティーニ公式ウェブサイトで販売予定。創刊号は特別価格490円で、第2号以降は1999円となっている。

 35年前、スカイラインGT-R NISMOが憧れだった人はきっと多い。当時、子供だった人も大人だった人も、ぜひ過ごしてきた甘い記憶と照らし合わせながら、週刊「スカイラインGT-R NISMO[R32型]」を組み立ててみてほしい。きっと、素敵なひと時が過ごせると思う。

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