世界最大級のカー・フェス「FUELFEST JAPAN 2024 AUTUMN」が2024年11月24日、富士スピードウェイで開催された。このイベントで大きな注目を集めたのは、ハリウッドスターのサン・カンとタイリース・ギブソン、コディ・ウォーカーの参加だ。多くのスーパーカーやチューンドカーが参加し、約3万人が参加したこのビッグイベントをレポートしよう。

文/ベストカーWeb
写真・協力/チケットペイ

▲12月7日に開催された「京都モビリティ会議」の模様です!!

■偉大な映画『ワイルド・スピード』があってこそ実現したイベント

映画『ワイルド・スピード』の劇中車のレプリカが登場

 当初は「FUELFEST JAPAN 2024」として8月31日に開催する予定であったが、台風により中止、延期という苦渋の決断を強いられたこのイベント。その開催規模を考えれば2024年中の延期は難しいと思われていたが、2024年11月24日に豪華メンバーが集まり、開催にこぎつけた。

 そして、大人気の3人のハリウッドスター「サン・カン」、「タイリース・ギブソン」、故ポールの弟「コディ・ウォーカー」が来日を果たした!

 サン・カンは『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』よりシリーズに登場した「ハン」を演じている。作品では個性的な主人公の恩師を演じていたが、事故でニトロに引火して大爆発してしまう。しかし、のちの作品で生きていたことが判明するといったニクイ演出で大人気だ。

トヨタ&レクサスのオフ会も開催

 「タイリース・ギブソン」はシリーズ2作目の『ワイルド・スピードX2』の「ローマン・ピアース」役で、同作の主人公にして絶大な人気を誇る「ポール・ウォーカー」演ずる「ローマン・ピアース」の親友というポジションだ。

 そして3人目はそのポール・ウォーカーの弟の「コディ・ウォーカー」。『ワイルド・スピード SKY MISSION』の撮影中に事故で亡くなったポールの代役として同じ俳優であったコディが作品の一部で出演を果たしている。

 そんな3人が、約3万人の参加者と共に映画さながらの世界を大いに盛り上げた!

■劇駐車レプリカなど多くのマシンが大人気

映画さながらに現れたアメリカのパトカー軍団

 オープニングでは3人のセレブが映画『ワイルドスピード』シリーズの劇駐車レプリカで登場し、「サンキュー、ジャパン!」とスタートコール! そして盛り上がった後に、そこに現れたアメリカのパトカー軍団から逃げ出すという、映画の世界を思わせるニクイ演出で始まった!

 会場にはいたるところにセレブ3人が共に「今回のカスタムカーはみんなカッコイイね」と感想を漏らすほど仕上がった車たちが並ぶ。

国内外のスポーツモデルが集結

 0~200mのドラッグレースやスーパーカーのデモランでは、映画から切り取ったかのようなシーンの数々が繰り広げられ、決して少なくないちびっこ客が「カッコイイ~!」と叫んでいたのが印象的。やはり子供が楽しめるカーショウって素晴らしい!

 今回イベントは一般入場料+駐車券が8800円なのだが、様々なプレミアムメニューが用意された。販売数限定のVIPラウンジチケットや、デモラン壮行会などだ。そして最もプレミアムだったのが、限定50枚のセレブと2ショットチケット(入場料別)で、なんと22万円。とはいえ、ファンならばたまらないだろう。

■感涙に包まれたセレブ3人のステージ!!

一樂智也氏が緑のポルシェで登場

 イベントを主催するのは、チューニングパーツやコンプリートカーを手掛ける株式会社Kamiwaza-Japan。代表の一樂智也氏は、2008年第15回十勝24時間レースにフェアレディZでクラス優勝し、総合でも4位に入っている。

 その時のメンバーが超豪華で、近藤真彦氏、荒聖治選手、横溝直輝選手というから驚きだ。一樂氏が“緑のボルシェ”で登場すると、場内は沸き返った!!

感動的なトークショーでタイリースが一樂氏を抱きしめた

 ステージのラストとなるセレブ3人のトークショーでは、一樂氏が涙ながらに作品とチューニングにかける熱い想いと感謝を述べ、タイリースが抱きしめるというシーンも。

 場内のモニターにも大きく写っていたこのシーンにより、来場者にもその思いが伝わっているようだった。見てるこっちも涙を誘われた素晴らしいシーンだった。

コディ・ウォーカーによるファンサービス

 延期前に8月のチケットを購入した来場者の中から、抽選でコディ・ウォーカーのハイタッチ会も実施された。ファンへの神対応で知られるコディはやっぱり今回も男前だった!

 ラストは1100台のナイト・パレードランで締めくくった。

『ダークナイト』トリロジーに登場するバットモービルも展示。 劇中では「タンブラー (曲芸師) 」の名称

 なおイベントの収益の一部は、ROWW(Reach Out World Wide)へ寄付されるという。同団体は、2010年1月12日にハイチを荒廃させた大規模な地震を支援するため、ポール・ウォーカーが設立した団体だ。

 次回「FUELFEST 2025 in TOKYO JAPAN」が、同じ富士スピードウェイで2025年夏に開催予定だ。詳細は公式ページをチェックしよう

リンク先:FUELFEST公式ページ

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