新車の購入候補を挙げる時、軽にするか登録車にするかはわりと最初に訪れる選択であると同時に、かなり大きな選択になる。特にここでとりあげる日産 ルークスとノートのようにさほど価格差がなかったりすると、心は千々に乱れるのだ!!

※本稿は2024年10月のものです
文:片岡英明(走り&実用性)、渡辺陽一郎(コスパ)/写真:日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年11月26日号
※諸元中のTはターボ、TTはツインターボ、DTはディーゼルターボ、Mはモーターの略称です

■ルークスを買うならノートが買える!(価格差:約13万円)

日産 ルークスハイウェイスターGターボPE・2WD(価格:216万5900円)全長3395×全幅1475×全高1780mm、0.66L、直3T(64ps/10.2kgm)+M(2.7ps)、19.2km/L

●走りや実用性の違いは?

 同じ価格帯で、ルークスなら最上級のターボ車を選べるし、4WDも視野に入ってくる。ノートはe-POWERの主役となるXを選ぶことが可能だ。

 街中を含めた燃費と快適性でルークスを凌ぎ、高速道路も余裕で走れる。維持費に目をつぶれるならノートがイチオシ。

★走り&実用性……燃費も快適性も1.2L、e-POWERのノートのほうが上を行く

日産 ノートX・2WD(価格:229万9000円)全長4045×全幅1695×全高1520mm、1.2L、直3(82ps/10.5kgm)+M(116ps)、28.4km/L

●コスパの違いは?

 ルークスはスライドドアを装備する全高1700mm超えの軽自動車で、ハイウェイスターGターボは最上級グレードだ。ノートはハイブリッドのe-POWERを搭載するコンパクトカーで、Xは最も安価なグレードになる。

 ルークスには、エアロパーツ、アルミホイール、インテリジェントアラウンドビューモニター、左側スライドドアの電動開閉機能などを標準装着した。両車は車両の性格と用途が異なるが、お薦めはノートXだ。ルークスでは約189万円で設定される標準ボディのXターボが最も買い得になる。

★コスパ……ルークスでコスパのいいお買い得グレードは標準ボディのXターボ

●結論……価格は約13万円高くても、燃費や走りの快適性が優れるノートがお薦め

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