三菱電機は、現在自動車向け電装品の製造・販売を行っている三菱電機オートモーティブ・アメリカの製造拠点を転用すると発表した。これは、米国での生産再編の一環で、空調冷熱システム事業の拡大に向けた新たな取り組みだ。
同社の米国持株会社である三菱電機USホールディングス傘下に、空調機器用圧縮機製造の新会社MELCO HVAC US, Inc.(MEHVAC)を設立する。新会社は、約1億4350万ドルの設備投資を行い、ケンタッキー州メイズビルに新工場を建設する。この工場は、現在自動車電装品の製造・販売を行っている三菱電機オートモーティブ・アメリカの製造拠点を転用するものだ。
この動きにより、三菱電機は米国での消費地生産体制を強化し、需要変動に強い生産体制の構築や、生産から販売までのリードタイム短縮による競争力強化を図る。
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