ちょっとなによこの三菱車!? エクリプスクロスなのだが超ド迫力じゃないの! このクルマ、CGでもなんでもなく、2025年シーズンからレースに出るらしい。ちょっとこんなクルマ、市販車でも出てほしいんだけど!!!

文:ベストカーWeb編集部/写真:Brazil Stock Car Series、Mitsubishi Lovers Worldwide

■ブラジルでレースを戦うエクリプスクロス!

三菱エクリプスクロス ブラジルストックカー仕様

 このエクリプスクロス、南米最大のストックカーレースである「SCBストックカーブラジル・プロシリーズ」に参戦するためのマシン。

 ストックカーレースといえば、クーペやセダンがベースモデルとなる場合が多いが、同シリーズは2025年からレギュレーションを改定し、SUVをベースとした車両で争われることになった。この改定に応えて、トヨタ(カローラクロス)やシボレー(トラッカー)が参戦を決めたが、続いて三菱がその輪に加わったことになる。

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■エンジンはレース専用の2.1リッター直4ターボ

パイプフレーム製のシャシーに樹脂製カウルをかぶせた車体

 南米は三菱も重視する戦略的マーケットの一つだが、実は同社はブラジルストックカーレースとは縁が深く、2005年から2008年までランサーを走らせ、数々の勝利を獲得していたという。ちなみに三菱は、南米最大のクロスカントリーラリーである三菱カップも、25年に渡って開催している。

 肝心のエクリプスクロスだが、徹底的に低く、あきれるほど広げられたフェンダーにしびまくり。この車体はパイプフレームで組んだシャシーにFRPカウルをかぶせたものだから、ロードカーとの関係性はまったくないが(トヨタ、シボレーもほぼ同形状)、ダイナミックシールドを感じさせるフロントマスクなどは間違いなく三菱車だ。

 エンジンは2.1リッター直4ターボを積むといわれ、駆動方式はFR。アメリカのようなオーバルではなく、欧州型のサーキットで勝負を競う。ちなみに今回のレース活動にラリーアートの関与はなさそうだ。

 地球の裏側のレースだけに、実車を目撃することは難しいが、このド迫力のエクステリアは、ぜひとも将来のラリーアートエディションなどに活かしてほしい!

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