レッドブルKTMファクトリーレーシングは12月17日、2025年のダカールラリーに向けて準備を整えたと発表した。チームはケビン・ベナバイズ、ルシアーノ・ベナバイズ、ダニエル・サンダースの3選手で構成され、ラリーGPクラスに参戦する。2025年1月3日にサウジアラビアで始まるこの大会は、約8000kmにわたる12ステージで行われる。

ケビン・ベナバイズは、過去2度のダカール優勝経験を持つアルゼンチン人ライダーで、2024年は怪我によりほとんどのレースを欠場したが、トレーニングとリハビリを経て、3度目の優勝を目指している。彼は「毎日100%の力を出し切る」と意気込みを語った。

レッドブルKTMがダカールラリー2025の参戦準備完了

ルシアーノ・ベナバイズは、2023年のFIMラリーレイド世界チャンピオンであり、ダカールのステージ優勝経験も豊富だ。彼は「長いレースなので日々の積み重ねが重要」と述べ、準備に余念がない。

オーストラリア出身のダニエル・サンダースは、最近のラリーデュモロッコでの勝利を経て、勢いを持ってダカールに挑む。彼は「チームと共に多くの時間をかけて準備した」とし、表彰台を狙う意欲を示している。

ダカールラリー2025に参戦するレッドブルKTMチーム

2025年のダカールラリーは、中東で6年連続の開催となる。ビシャからスタートし、1月17日にシュバイタでフィニッシュを迎える。特に2日目と3日目の48時間クロノステージは過酷で、選手たちにとって大きな挑戦となるだろう。

チームマネージャーのアンドレアス・ヘルツルは「全員が素晴らしいパフォーマンスを見せると信じている」と期待を寄せている。

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