産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「大和ハウス杯 第６２期十段戦五番勝負」の第４局が１５日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で行われる。
十段位初防衛がかかる芝野虎丸十段（２４）＝名人＝に、６期ぶりの返り咲きを目指す井山裕太王座（３４）＝碁聖＝が挑む顔合わせは、第１局（２月２７日）で芝野十段が地合で大差をつけ白番中押し勝ちし先勝。第２局（３月２５日）は井山王座が厳しいコウ争いの仕掛けからリードを保ち、白番中押し勝ちで取り返した。第３局（４月４日）は中央で黒石を抜いて厚みを築いた芝野十段が白番中押し勝ちし、２勝１敗と王手をかけた。
芝野十段が連覇を果たすか、それとも井山王座が最終第５局に持ち込むか、シリーズはいよいよ大詰めを迎える。
立会人は円田秀樹九段。持ち時間は各３時間の１日打ち切り制。午前１０時の開始からウェブサイト「産経ニュース」で棋譜進行を中継し、対局動画を配信する。
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