秋田県の大仙保健所管内の80代女性が「つつが虫病」で死亡した。県内でつつが虫病による死者が確認されたのは2019年以来5年ぶり。

亡くなったのは、大仙保健所管内に住む80代の女性で、5月3日に38度の発熱と全身の倦怠(けんたい)感の症状が出たため、7日に診療所を受診。点滴を受けて帰宅した。

しかし、9日の検査で肝臓や腎臓に異常が見られたため、10日に他の病院を受診したところ、右手にツツガムシに刺されたとみられるかさぶたが見つかった。

治療を始めたが、女性は11日に亡くなり、つつが虫病と診断された。女性は発症する前に、自宅の裏山で山菜採りをしていた。

2024年に入ってから県内で確認されたつつが虫病の患者は3人目で、死者が確認されたのは2019年5月以来。

県は、山や田畑、河川敷に行く時は素肌を出さず、帰ったら速やかに体を洗い流すなどの予防策を呼びかけている。

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