18日から大分県別府市で始まった第82期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の第4局。対局者に提供された昼食やおやつは、別府市や別府商工会議所などで作る対局の実行委員会が、地元飲食店などからメニューを募集し選んだ一品ぞろい。昼食は和洋中華18種類、スイーツも13種類と、選ぶのに「長考」が必要なほどバラエティーに富んでいる。
藤井聡太名人(21)は「冠地鶏のかさね重」、豊島将之九段(34)は「船盛定食」を注文した。
かさね重は、和食店「銀の塔」が提供。同店の山口慎一さん(55)は「名人戦のために新たに開発したメニューです」と話す。地元ブランド地鶏「おおいた冠地どり」のももや胸肉を塩、タレ、しょうがで焼いた大ぶりの8切れが鶏飯と白飯の上にのったぜいたくなお重だ。「冠地どりを8切れ、藤井名人の8冠にかけました」(山本さん)。店舗でも提供予定で、2500円(税別)を予定しているという。
「船盛定食」は居酒屋「食堂酒場まるとく」が提供。大分の地魚の舟盛りに、ご当地グルメ「とり天」が付いた豪華な定食だ。同店の佐藤剛さん(46)は「季節によって魚の種類が変わります。今の季節で一番美味しいさかなを厳選しました」。関アジや車エビなど7種を使った同店人気の一品で、2200円(税込み)で提供しているという。
実行委員会は今回の食事やドリンクの候補をまとめたメニューブックを作成。実行委の特設サイト(https://meijinbeppu2024.com/)でも確認できる。(デジタル編成センター)
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