21日午後、秋田県や市町村など43団体が参加して、オンラインで「ツキノワグマ被害緊急対策会議」が開かれた。
この中で県は、警察官2人がクマに襲われたことについて、音を出すなどしても事故を防げない「積極的な攻撃」との見解を示した。
県自然保護課・近藤麻実さん:
「とにかく入らないということ。『気を付けて行ってください』ではない。気を付けて行ってもこの事故は防げない。事故は起きる。だから“絶対に入らないで”ください」
県は21日、青森・岩手・宮城・山形の4県に対し、秋田県内に「ツキノワグマ出没警報」が発令されていること、鹿角市・仙北市・小坂町の5つのエリアが入山禁止だということをそれぞれ県民に周知するよう要請した。
また、仙北市は「捜索隊がクマに襲われる危険性がある」として、山で遭難者が出た場合、地上を歩いての捜索を避ける考えを示した。
今後は「ヘリなどにより『空から』と、林道などから『車両を使って』捜索にあたる」とした上で、立ち入りが制限されている場所には“絶対に入らない”よう強く呼びかけている。
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