当時の鳥取市街地の3分の2を焼き尽くした「鳥取大火」から、4月17日で72年を迎えます。
この大火による被害状況が記録された初公開の写真9点を展示する企画展が鳥取市で開かれています。

鳥取市の県立公文書館で開かれている企画展「君野順三が見た鳥取大火」。
弁護士で鳥取県議会議員だった君野順三氏の遺族から2022年度に寄贈された、鳥取大火発生直後に撮影された写真9点を初公開するとともに、関連資料6点が紹介されています。
写真の撮影者は不明ですが、当時、鳥取市西町にあった君野邸付近で撮影されたものが多く、外壁を一部残して焼け落ちた君野邸跡や、石積みの基礎部分だけを残して建物が完全に焼失した住宅跡など、被災直後の様子がリアルに記録されています。
また、鳥取城跡の「二ノ丸」から見た市街地や、160本の桜の木が被災した袋川沿いの様子を捉えた写真も展示されています。
写真の下には撮影日時や場所とともに解説文が記されていて、大火による被害状況を知るうえで貴重な資料だということです。

鳥取公文書館・池本美緒専門員:
「大火後の写真市内が焼けつくされた写真が多くありますので、そうしたものをご覧いただいて、改めて、大火のすごさ、様子、そういうものを感じ取っていただきたい」

企画展「君野順三が見た鳥取大火」は、4月28日まで、鳥取市の県立公文書館で開かれています。

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