うとうと
ブロック塀の上で
猫が一匹寝ている
その向こうのガラス窓
赤ん坊が寝ている
お母さんの腕の中で
うとうとしながら
唇をなめている
暖かな午後の光の中
猫が背伸びして起きる
開けられたガラス窓
赤ん坊が猫を見つけて
指さして笑っている
雀の群れが電信柱に
並んで見下ろしている
福岡市中央区 大屋 雅広(58)
(選者 八木幹夫) >「朝の詩」応募のきまり

※応募は、はがきでお願いします

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。