日本中央バスが6月から運行する高速バスは、前橋駅を早朝3時に出発し、東京駅には午前5時半に到着する

日本中央バス(前橋市)は6月1日から前橋駅を午前3時に出発する東京駅行き高速バスを運行する。東京駅着は同5時半。東京駅を同6時に発車する東海道新幹線「のぞみ1号」博多行きをはじめ、東北・北陸新幹線の一番列車に乗り継げる。「都内で前泊する必要がない」(同社)としてビジネスやレジャーの需要を取り込む。

前橋バスセンターを午前2時45分に発車。前橋駅南口、高崎バスセンター(同3時20分)、高崎駅東口(同3時25分)、藤岡インター(同3時50分)の県内4カ所に立ち寄る。乗車料金(大人)は21日前までにインターネット決済した場合で片道2200円、通常運賃は同2700円。子供は通常運賃の半額となる。

同社は群馬と関西を結ぶ夜行バスも運行し、3月からユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)にも乗り入れている。ただ、高齢者を中心に「早起きはできるが、夜行や前泊は辛い」という声もあり、早朝便の設定で「午前中から目的地で活動したいというニーズに応えたい」(同社)としている。

群馬県内から東京駅発の東海道新幹線に乗る場合、従来は高崎駅から在来線の始発(午前5時10分発)で東京駅着が同6時59分、上越新幹線の始発(同6時16分発)でも東京着は同7時12分で、いずれも「のぞみ1号」には間に合わなかった。

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