新潟県佐渡市は佐渡島の金山の世界文化遺産登録を見据え、島の環境保全などに充てる“宿泊税”について今年度中の導入を目指す方針を示しました。
佐渡観光旅館連盟は5月28日、島の環境保全を目的にした宿泊税の導入に関する要望書を渡辺竜五市長に手渡しました。
宿泊税は、観光の振興を図ることを目的に宿泊客に課される法定外税で、これまでに東京都などが導入しています。
懇談の中で渡辺市長は「島の環境維持には前向きな話」だとして導入に意欲を示しました。
【佐渡市観光旅館連盟 本間東三夫 会長】
「今回(要望を)出させていただいたのは世界遺産もあるが、何よりも海外のお客も増えているので、恥じない佐渡島をつくるためには必要であるということ」
【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「今回の要望を受けて、きちんと多くの観光の方と合意形成を図り、国とも税法なので手続きの議論をしながら、イコモスの勧告を待つ形で準備をする思いでいる」
宿泊税について、佐渡金山周辺では…
【福岡からの観光客】
「そのお金で街の整備をして、より整うのであればいいのではないか」
【タクシー運転手】
「佐渡に来てくれるのだから、税金はとらないほうがいいと思う」
賛否の声が聞かれました。
佐渡市は、今年度中の宿泊税導入を目指す考えです。
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