高校生に性に関する正しい知識を持ってもらおうと、産婦人科医による特別授業が米沢市の高校で行われた。

米沢市・九里学園高校では、保健の授業にとどまらず、性に関する正しい知識を生徒に学んでもらおうと、専門家による特別授業を行っている。
30日には、山形市の産婦人科医・井上聡子さんが、3年生144人を前に、性交渉と避妊・性感染症などについて話した。

井上さんは、主に性交渉によって感染するヒトパピローマウイルス・HPV感染症が子宮頸ガンや咽頭ガンなどの原因となることから、ワクチン接種による予防の重要性を呼びかけた。
また、自治体によっては男性も無料でワクチン接種ができることなども紹介した。
20代の女性が一番多くかかるガンの「子宮頸ガン」について、性交渉の経験があるならば10代でも検診を受けてほしいと話した。

生徒からは、「妊娠中に気を付けること」や「子どもが育ってからの性教育のあり方」などの質問が出され、「性」について真剣に向き合っている様子だった。

九里学園高校では、7月にも特別授業を行うことにしている。

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