母鹿の周りを跳びはねる子鹿(左)=奈良市の鹿苑で2024年6月1日午後0時34分、山口起儀撮影

 奈良公園(奈良市)の鹿の保護施設「鹿苑(ろくえん)」で1日、今春生まれた子鹿の一般公開が始まった。母鹿にべったりとくっついたり、元気に跳ね回ったりする「バンビ」たちの愛らしい姿が楽しめる。7月14日まで。

 一般財団法人・奈良の鹿愛護会が妊娠中の鹿を保護し、施設内で出産させている。1日現在で母鹿85頭と子鹿61頭がおり、出産のピークは6月中旬まで続くという。

 小鹿の姿は、3月に完成した「母子鹿収容エリア」で柵越しに見ることができる。市内の女性会社員(57)は「近くで見て癒やされた」と笑顔で話していた。

 午前10時~午後4時、無料。問い合わせ先は奈良の鹿愛護会(0742・22・2388)。【山口起儀】

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