「あなたの言葉が伝わらないのは、あなたに人としての“魅力”が欠けていたから」
サイエンスジャーナリスト・鈴木祐氏はそう断言する。
そして、多くの社会人が悩む社内外での“コミュニケーション”は、“努力”で改善できるとも言う。
コミュニケーションの土台となる魅力について、鈴木氏の著書『最強のコミュ力のつくりかた』から一部抜粋・再編集して紹介する。

人としての魅力に話術は関係ない

コミュニケーションがうまい人とは、人としての魅力にあふれた人である。これがまず結論としてあります。

魅力さえあれば、あなたの話には自ずと説得力が備わり、メッセージの伝わり方が大きく変わります。

では、魅力ある人物に近づくために、私たちは何をすべきなのでしょう?多くの人から信頼と好感を集め、口から出た言葉が大きな影響力を持つ。

コミュニケーションがうまい人とは、人としての魅力にあふれた人(画像:イメージ)
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そんな人物は、どんな能力を持っているのでしょうか?
疑問の答えを出す前に、〝魅力〟の理解を深めるべく、簡単なクイズをしてみましょう。

この後に並ぶ要素のなかで、コミュニケーションの能力を高める際の重要度が低いものは、いくつあるでしょうか? 

・伝えたい内容を、よどみなく語る話術。
・話したいことをわかりやすく伝えられる論理性。
・誰からもほめられるような優れたルックス。
・情熱的で自信に満ちたボディランゲージ。

正解を言いましょう。コミュニケーションへの重要度が低いのは、上に並ぶ項目の「すべて」です。

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