春を迎え、2024年のコメ作りが始まった。田植えに向け、秋田県横手市ではサキホコレなどのイネの種まきが盛んに行われている。

 横手市平鹿町のコメ農家・柴田康孝さんは、4月上旬から田植えに向けた準備を進めている。16日は家族と協力しながら、機械を使って「サキホコレ」の種をまいていた。

 柴田さんは2024年、約20ヘクタールで「サキホコレ」と「あきたこまち」を栽培する。

 JA秋田ふるさとの管内では2023年、記録的な猛暑の影響で1等米の比率が「あきたこまち」で例年の7割ほど、「サキホコレ」で9割ほどにとどまった。

 2024年は冬場に雪が少なかったことから雪解け水が不足していて、イネの成長に欠かせない水を、いつも以上に慎重に管理する必要がある。

 JA秋田ふるさと 稲作総合部会・柴田康孝 部会長:
「基本に返って、手を抜かずに、JAの手順に従って作っていけば、良いものがとれると思う」

 種は2日間かけて発芽する見込みで、柴田さんは5月中旬に田植えを始める予定。

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