雨が多くなる梅雨を前に、山形・尾花沢市の小学校で、土砂災害の危険性や身を守る方法を学ぶ出前授業が行われた。模型を使った「土石流」などの実演も行われ、参加した児童は早めの避難の大切さを学んだ。
「家でも避難訓練をしようと…」
この出前授業は、土砂災害警戒区域内にある山形県内22の小学校を対象に県が行っているもので、6月4日、校舎が山のそばにあり、土砂災害警戒区域に指定されている尾花沢市の常盤小学校で行われた。
この記事の画像(10枚)授業には全校児童37人が参加して、土砂災害には「土石流」や「地すべり」などいくつも種類があることや、災害の発生前には「川の水が濁ったり」「地面がひび割れる」などの前触れがあることを学んだ。
また、模型を使った「土石流」などの実演も行われ、早めの避難の大切さを学んだ児童たちは「土石流がとても速いことがわかったので、それが特に怖かった。家でも避難訓練をしようと思う」「土砂崩れが起きる前触れを知って、ちょっとでもおかしいと思ったら逃げることが大切」と話していた。
県砂防・災害対策課の上原康之砂防企画主査は、「雨が降ってきたら、気象情報を常に確認し、自分のいるところが危なくないかを確認して、避難指示がなくても、自分たちの判断ですぐ避難する意識を持ってほしい」と呼びかけた。
土砂災害を学ぶ出前授業は、7月に新庄市の本合海小学校と朝日町の西五百川小学校でも行われる。
(さくらんぼテレビ)
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