インバウンドの宿泊は前年を上回る水準となっている(新千歳空港の国際線ターミナル)

日本旅館協会北海道支部連合会(札幌市)が10日まとめた5月の宿泊実績によると、北海道113施設の延べ宿泊者数は33万6068人で前年同月から6%減った。ゴールデンウイーク(GW)の連休が前年に比べ短かったことなどで集客がふるわなかった地域があった。新型コロナウイルス禍前の2019年同月は延べ約55万人(109施設)が宿泊していた。

国内客の動きが鈍く、前年同月比10%減の26万6617人となった。「知床・ウトロ温泉・岩尾別温泉」からは「国内団体客の集客が弱い」との声が上がった。インバウンド(訪日外国人)は6万9451人で13%増えた。

地域別では「大雪層雲峡・旭川・美瑛・富良野」は延べ宿泊客数全体で2万5030人となり前年同月を6%上回った。「登別温泉・カルルス温泉」(7%減、6万6760人)など14地区のうち11エリアで前年割れとなった。

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