住宅メーカーの「一(はじめ)建設」は6月12日、人手不足が懸念される建設業界に興味を持ってもらおうと、高校生を招いた見学会を愛知県阿久比町で開きました。
愛知県立碧南工科高校の生徒たちは12日、揃いのヘルメットをかぶり、実際に家を建てる建築現場で特別授業を受けました。
電動工具を手に取ってみたり、アプリで図面や工程表を操作したりして、学校では体感できないプロの仕事に触れていました。
男子生徒:
「貴重な体験でうれしかったです」
女子生徒:
「建物自体を見に来る機会はなかなかないので、いい機会をいただいたと思っています」
特別授業は、住宅メーカー「一建設」が開きました。高校生を招いた背景には、業界の『2025年問題』があります。建築業界では、若い担い手不足に加え、来年には大工や職人として働く団塊の世代が75歳以上になるため、深刻な人手不足を懸念しているといいます。
正社員として働く大工から、収入や女性の働き方などの、リアルな声を聞いてもらうのが特別授業の狙いです。
男子生徒:
「家を建てている大工さんを見てかっこいいなと」
女子生徒:
「育休・産休を取れるのがいいなと思っています」
一建設の土屋誠本部長:
「いろんな方の目に触れて、少しでも住宅建築をやってみようかなという人が増えていけばいいかなと思います」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。