5月28日に岩手県洋野町の養豚場で豚熱が確認された問題で、県は6月13日までに、全体の約81%の殺処分が完了したと発表しました。

県によりますと、5月27日に洋野町の養豚場から「衰弱したブタが多い」と県に連絡があり、28日国の検査機関で検査した結果豚熱と判定されました。県内の養豚場での感染確認は初めてです。

県は防疫措置として、5月28日夜からこの養豚場で飼育されている約1万7500頭を対象に殺処分を開始しました。

6月13日午後7時時点で全体の約81%にあたる1万4296頭の殺処分を終えたということです。

防疫作業には県外からの応援獣医師86人を含む県職員が延べ2496人が従事し、県建設業協会などの協力で重機を使って溝を掘り殺処分したブタを埋める作業などを行っています。

なお、県内の養豚場では死亡豚の増加などの異常は確認されていません。

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