小学校教員のなり手不足解消につなげようと、青森県は2024年実施の小学校教員採用試験で、幼稚園や中学校の教員免許があれば、受験できる特別選考を始める。合格後3年以内に小学校の教員免許を取れば正規採用するほか、取得前でも臨時講師として勤務することも認める。県によると、全国的に珍しい取り組み。

県では23年実施の小学校の採用試験倍率が1・1倍に低迷。公立小全体で60人以上の教員が足りない時期もあった。県教委の担当者は「産休や病気療養などで欠員が出ても代わりが見つからず空席のままのケースが少なくない」と話す。

今回の特別選考は、幼稚園や中学校で3年以上働いた経験のある人が対象で、こうした人は小学校の教員免許が取りやすくなる免許制度上の仕組みが使える。

合格後に通信制大学などで学べば、最短1年程度で取れ、働きながらでも3年以内に取得が可能という。

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