岩手・盛岡の夏の風物詩「盛岡さんさ踊り」本番まで約1カ月半の6月18日、踊り手がかぶる「花笠」の制作作業がピークを迎えています。

祭りを彩るさんさ踊りの踊り手たちが頭にかぶる「花笠」は、ボタンの花をイメージして作られていて、特に目を引く飾り付けです。

住本結花アナウンサー
「その花笠の制作作業が今ピークを迎えています。作業を近くで見ると一つ一つのパーツが手作業で作られていることが分かります」

盛岡市肴町の造花店「花王堂」は70年以上前から花笠作りをしています。

この時期は業務時間の半分が花笠作りで、18日は針金に赤い布を貼り花びらを作る作業に追われていました。
これを12枚重ねると美しいボタンの花になります。

例年、修理を含め200ほどの注文がある中、これまでに60以上を作り上げています。

店では昔ながらの紙の花笠や、2023年からはカキツバタをイメージした花笠も制作していて伝統を守りつつ新たな挑戦も続けています。

花王堂 高橋雅子社長
「若い方からこういうのができないかと。私たちも勉強になった。花笠で華やかさがアピールできたらいい」

花笠作りは7月初めまで続けられる予定です。

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