北海道幹部に要請書を提出する共産党道議会議員団の真下紀子団長(手前右)=17日午後、道庁(坂本隆浩撮影)

北海道や札幌市の複数の職員に対する威圧的な言動などが指摘されている自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)の問題を巡り、共産党北海道議会議員団が17日、北海道に対して緊急要請を行った。国の予算成立時に道幹部が長谷川氏に送っていた「一斉お礼メール」や長谷川氏対応を目的とした出張状況など7項目で、調査による実態把握などを求めている。

要請書を提出したのは共産党北海道議会議員団に所属する北海道議会議員の真下紀子氏と丸山はるみ氏の2人。予算成立時などに長谷川氏へお礼メールを一斉に送ることになった経緯をはじめ、長谷川氏対応の出張を「適切」と判断した根拠、パワハラ的行為に関する被害の実態解明などを求めている。

真下氏は「パワハラによる圧力で行政が捻じ曲げられることがあってはならない」と強調。国会議員と道職員の関係について「どのように進めていくことが適切かを議論していく必要がある」と述べ、政治家による威圧的な行為から道職員を守る体制整備などを訴えた。

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