信州ならではの素材で作ったジャケットです。使われているのは、杉の間伐材から作った「木の糸」と、リンゴの搾りかすを使った「リンゴレザー」。おしゃれでありながら環境にも優しい一着です。
長野県・阿部守一知事:
「ぴったり、フィットして」
阿部知事が着用した一着のジャケット。実は、信州ならではの素材で作られたものです。それは、「杉の木」と「リンゴ」です。
根羽村の杉の間伐材を原料にした「木の糸」。木のチップを煮て抽出した繊維から作るもので、2024年の大阪・関西万博のユニフォームにも使われることが決まっています。生地にはこの「木の糸」と綿や麻を合わせた布を使いました。
「木の糸」を手掛ける根羽森林組合・岩見義明参与:
「白のようで白ではない、これが杉の色です。非常にいい色だなと感じるのは自然の色なんです。まずはこういう形で布にして使っていただくことからサーキュラーエコノミー(循環経済)をもっとどんどん広めていただきたい」
ボタンに使われているのは「リンゴレザー」。飯綱町の加工所で出たリンゴの搾りかすを樹脂に混ぜて作った素材です。
リンゴレザーを手掛ける・伊藤優里さん:
「本当にかっこいいなと、リンゴレザーの色と合ってて素晴らしいです」
信州らしさのつまったジャケット。着心地はどうでしょうか。
重盛キャスターも試着ー。
重盛キャスター:
「おおー、思いのほか柔らかいので、体にすぐフィットしてくれますね。触ってみますと、木からできているとは思えない、柔らかくて、しっとりなめらかです」
(木の糸メンズジャケット2024NAGANO MODEL 7万8000円~)
ジャケットは夏ごろにインターネットを通じて受注販売する予定です。
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