県内では「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)」の流行が続いている。県内の患者数は185人で、29週連続で警報レベルとなっている。

県衛生研究所によると、子どもに多いとされる「溶連菌」の県全体の患者数は、先月30日までの1週間で185人と、前の週から7人増えた。
1医療機関あたりでは6.61人と、29週連続で県全体で「警報レベル」が続いている。

保健所別にみると、前の週と比べて患者数が増加したのは置賜保健所13.4人(前週比+3.60人)、最上保健所4.33人(前週比+2.33人)となっている。
溶連菌は、発熱やのどの痛みなど風邪に似た症状が特徴で、手洗い・うがいなど基本的な感染対策が有効。

そして、手足の腫れや激しい痛みを引き起こし、最悪の場合、死に至る「劇症型溶連菌」にも注意が必要。
劇症型溶連菌については、傷口から菌が入り込むケースがあるとして、県は「けがをした場合は水洗いや消毒などで傷口を清潔に保ち、予防してほしい」と呼びかけている。

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