生薬の栽培に取り組んでいる秋田県美郷町で7日、生薬の原料となる植物の苗木を植える取り組みが行われた。

美郷町は、生薬メーカーに原料を供給する「生薬の里構想」を掲げていて、東京生薬協会と協力して、10年前から薬用植物の栽培に取り組んでいる。7日は、町民や協会の関係者など約60人が、生薬の原料となる「ホオノキ」の苗木100本を植えた。ホオノキの樹皮は、腹痛や腹の張りを和らげる効果があるとされている。

東京生薬協会・藤井隆太会長:
「薬用植物の原料は、ほとんど海外に頼っているが、さまざまなリスクがあるので、国内で目に見える範囲で安全に作っていくことが大事」

苗木は、生薬として使えるようになるには15年以上かかり、参加した人たちは立派なホオノキに育つよう願っていた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。