殺生を戒める仏教行事「放生会(ほうじょうえ)」が17日、奈良市の興福寺で営まれ、法要後には教えに基づいて近くの猿沢池に魚を放った。
この日は南円堂北側にある一言観音堂で、森谷英俊貫首ら僧侶が法要を営んだ。その後、猿沢池のそばに移動し、僧侶が般若心経を唱えた後に、小学生らとともにスロープを使って池に魚を放流した。
放流したのは、事前に池から採取したモツゴなど。以前は金魚を放っていたが、生態系に影響を与えると指摘を受けたため近畿大農学部の協力を得て、令和2年から在来種を放流している。
参加した小学生たちは「放流して楽しかった。魚を大切にしようと思った」と話していた。
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