高齢者を狙った特殊詐欺の被害が相次ぐ中、宮城県大和町の小学生が被害防止のメッセージを書いた暑中見舞いを祖父母などに送りました。

この取り組みは大和警察署が今年初めて行ったもので、10日は警察官が吉岡小学校の6年生の教室を訪れ、特殊詐欺の手口や被害を防ぐための対策について説明しました。
説明の後、子供たちは祖父母や親せきなどに向けて「おかしい電話は断ろう」などと被害防止につながるメッセージを入れた暑中見舞いをしたためました。

県警によりますと、今年5月末までに県内で発生した特殊詐欺の被害は146件、4億6千万円あまりにのぼっていて、去年同時期と比べて被害件数は14件、総額は2億2千万円あまり増えています。

児童は
「おじいちゃんやおばあちゃんたちに向けて、オレオレ詐欺などは怖いんだよという気持ちを伝えました」
「詐欺にひっかからないで、お金や時間を損しないでほしいと思いました」

大和警察署 伊藤渡生活安全課長
「今回のお孫さんからのメッセージなどもきっかけに、ご家族と緊密に連絡を交わしていただければと思います」

大和警察署は、来年以降も取り組みを継続したいとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。