9日、島根県東部を中心とした記録的な大雨では、出雲市大社町では県道が崩落し、その先に通じる地区が孤立状態となっています。
TSKは崩落直前に現場を走行、間一髪、難を逃れたタクシーのドライブレコーダー映像を入手しました。
TSKが入手したドライブレコーダー映像。
9日午後6時20分ごろ、出雲市大社町の県道を走行していたタクシーの前方に突然、大きな穴が現れました。
ドライバーは、目の前の「穴」に気付きとっさの判断で左へハンドルを切り、停車。
車は道路わきの溝に脱輪しましたが、崩落に巻き込まれずにすみました。
ドライバーは会社に無線で連絡、映像には「道路が陥没している。溝にはまって動けないので助けてもらえないか」「車を離れます。危ないので」など無線で会社に救助を求める緊迫したやり取りも残されていました。
また、ドライバーが自力で車外に脱出し、反対車線を走ってきた車に大きく合図して、危険を知らせる様子も記録されていました。
タクシー会社によると、道路の海側の車線は崩落していて、約30センチしか足の踏み場がなく、ドライバーは危うく転落しそうになったということです。
ドライバーのとっさの判断で間一髪、難を逃れました。

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