愛媛県の観光のシンボル・松山市の道後温泉本館は11日、保存修理工事を経て約5年半ぶりに全館営業を再開しました。朝から多くの入浴客が訪れ、完全復活した道後の湯を楽しんでいます。

国の重要文化財の道後温泉本館は、2019年1月から一部で営業を続けながら大規模な保存修理工事を行っていて、11日に5年半ぶりに全館での営業を再開しました。

田中日南子記者:
「朝5時40分です。雨が降っているなか、もうすでに20人以上の方が列をつくって待ちわびています」

松山市内は10日夜から激しい雨が降っていたなか、先頭の大学生は軒先で雨をしのいだといいます。

先頭の地元の女子大学生2人組:
「きのうの夜10時からいます。8時間くらい(並んでいる)。一番風呂が取りたかった」

開館は午前6時。直前には約50人が列を作り、刻太鼓の音と同時に早速、道後の「一番風呂」を楽しみました。

先頭の女子大学生2人組:
「熱めで、冷えた体にちょうどいい温度でした。お風呂自体はすごい風情があって、
開放的な空間ですごいよかった」

再開した本館は、新たに2つの貸し切り休憩室が設けられているほか、入浴券のデザインがリニューアルされるなどしています。

道後温泉事務所によりますと、午前7時時点ですでに約300人が訪れたということです。

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