花見をより楽しめるグルメや、普段とは違う楽しみ方を紹介する企画。今回は、秋田県内有数のサクラの名所・仙北市角館町から、花見の休憩にぴったりなカフェを紹介する。 

 シダレザクラが満開を迎え、美しく咲き誇っている仙北市角館町の武家屋敷通り。県の内外から訪れたたくさんの観光客が、ピンク色の花々に彩られた「みちのくの小京都」と呼ばれる街並みを楽しんでいた。

 武家屋敷通りから3分ほど歩くと、「櫻丸珈琲」というカフェがある。2008年のオープン以降、サクラを見に訪れた観光客が一息つく場所として人気を集めている。

 店内には木がふんだんに使われているほか、オーナーが北欧などから取り寄せたこだわりの家具が並ぶ。

 今回注目するのは「テラス席」だ。通りを彩るシダレザクラを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる。テラス席があるカフェはこの地域では珍しく、訪れた日は外国人観光客などでにぎわっていた。

 テラス席で心地よい春の風を感じながら楽しめる花見のお供は、地元でとれたハチミツがたっぷりかかった「ハチミツトースト」。

 坂本桜アナウンサー:
「厚切りで焼き立てサクサクの食パンに、自然な甘さのハチミツがかかっていて、さらにシナモンもアクセントになっていておいしい。テラスからの眺めが最高で、ぜいたくな時間」

 このほか、レアチーズケーキやオーナーこだわりのコーヒーなど、様々なメニューが取り揃えられている。

 櫻丸珈琲・渡辺彩子さん:
「年齢も性別もばらばら。もちろん国外からのお客さんも多い。それぞれ違った席・テーブル・場所で思い思いの時間を、非日常の空間を楽しんでほしい」
 
 櫻丸珈琲は、午前10時から午後5時まで営業している。

 ゆったりとしたカフェでの花見を楽しんだ後は、櫻丸珈琲でテイクアウトしたスイーツを持って散策に出かけるのもおすすめだ。

 約2キロにわたってソメイヨシノの並木が続く桧木内川堤。サクラのトンネルが花見客を出迎える。

 坂本桜アナウンサー:
「櫻丸珈琲で『珈琲どら焼き』をテイクアウトしてきた。桧木内川の美しいサクラを見ながらいただきます。コーヒークリームのほろ苦さと甘い皮との相性が抜群」

 サクラの季節は残りわずか。自分だけの楽しみ方を見つけてみてはいかがだろうか。

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