夏休みを前に子どもたちが宇宙体験です。自分が住む北海道を人工衛星を使って撮影するプロジェクトが札幌で行われました。夢が広がる体験に子どもたちは興味津々でした。

 6月23日、札幌市青少年科学館に北海道内の小学生約30人が集まりました。

 「みなさんは小学3年生ですが、私が3年生の時は人間が初めて月に降りたときでした。大変興奮したことを覚えています」(札幌市青少年科学館 西川英一館長)

 北海道初開催となる「こども地球撮影プロジェクト」。

 子どもたちに宇宙を身近に感じてもらうため、宇宙にある人工衛星にコンタクトして自分たちの住む地球を撮影するという教育イベントです。

 「人工衛星で写真なんてプロの大人しか撮れなかったけど、みんなみたいな子どもでも人工衛星で好きなように宇宙から写真を撮れちゃう」(宇宙感動ナビゲーター コスモさん)

 「実はきょう、人工衛星のEYE(アイ)ちゃんがいますので呼んでみたいと思います。せーの、アイちゃーん」

 「これ実物大の模型です。こんな小さい人工衛星があるんですよ」

 初めて見る人工衛星の姿に、こどもたちは興味深々。代わる代わる近づいて、目を輝かせていました。
 
 「カメラあるよ、ここに」「すごい」(参加した子ども)

 さらに、人工衛星から見える景色をパソコンのシミュレーターを使って体験します。

 「うぉうぉうぉ 一瞬で地球一周。ちょっと止めて止めて止めて」
     
 「北海道めっちゃある」(参加した子ども)

 そして、いよいよ本番。実際の人工衛星で北海道の撮影に挑戦します。

 「Q:アイちゃんで北海道を撮ってみたい?」

 「撮ってみたい」

 「札幌の写真!」
 
 「大通公園とか」

 「自分が住んでるところ」(参加した子ども)

 撮影の軌道とアングル、タイミングを決めみんなでボタンを押して人工衛星に送信します。

 「せーの はい!すごい!送信完了しました!!!」

 「(Q:アイちゃんの写真はうまく撮れそう?)たぶん撮れます」
  
 「楽しみです」
 
 「きれいに撮れると思います」(参加した子ども)

 6月28日午前9時20分に撮影日時を設定してこの日は終了。

 それから3週間、撮影した写真の鑑賞会が7月15日に行われました。

 いよいよお披露目です。果たしてどんな写真が撮れたのでしょうか?

 「5、4、3、2、1 わー!!!十分満足でございます」

 自分たちで撮った衛星写真に大満足の子どもたち。

 「思った以上にキレイに撮れてよかった」

 「想像していたより実物の方がもっとキレイ」

 「前も(宇宙に)興味があったけどさらに興味を持った」

 「宇宙飛行士になってみたい」(参加した子ども)

 子どもたちにとって宇宙を身近に感じ、地球の美しさにも触れた特別な夏となりました。

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