新型コロナの感染者数が急増する恐れがあるとして、静岡県は7月19日に感染拡大注意報を発令しました。新たな変異株「KP.3」が流行していて、対策を呼び掛けています。
県によりますと、7月8日から14日までの1週間で1医療機関あたりの新型コロナの感染者数は9.81人と注意報レベルの基準値である8人を超えました。
前の週と比べ1.37倍で、県はこの1週間の感染者を8600人と推計しています。
6月の県の解析ではオミクロン株の新たな変異株「KP.3」の患者が全体の約7割で、2023年の夏や2024年の冬に流行した変異株からKP系統への置き換わりが進んでいるとみられます。
県感染症管理センター・後藤幹生 センター長:
60歳代以上の方の感染者の割合が2024年夏の波では多くなることを懸念している。高齢者をコロナから守る感染症対応をお願いしたい
県は今後、お盆明けに感染拡大がピークを迎え、警報レベルに達する可能性もあると見ていて、この状況は10月頃まで続くと予想しています。
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