岩手・一ノ関市で12日、車道そばの側溝に落下し、自力で上がれなくなった7匹のカルガモの赤ちゃんを救助する一部始終が撮影された。居合わせた撮影者が、車に取り付けていたサンシェードで救出。その後、危険な車道へと歩くカルガモの親子を、再度サンシェードで安全な場所へと誘導した。

側溝に落下したカルガモの赤ちゃん

岩手・一ノ関市で12日、車道近くにある側溝に落下した7匹のカルガモの赤ちゃん。

あたふたとするカルガモたち(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
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カルガモの赤ちゃんは自力で這い上がることが出来ず、あたふたとしていた。

すぐに救出作戦に打って出た撮影者は、「出してあげる手立てがないだろうかと思って。サンシェードですかね、車の窓に付ける物があったので」と当時の状況を話す。

撮影者は、車に取り付けていた日よけ用のサンシェードでカルガモを挟み込み、包むようにして持ち上げると、見事救出することができた。
母ガモも、トコトコと子どもたちのもとに駆け寄っていった。

再会したカルガモの親子の姿に、撮影者らは「わーすごい!」と声を上げ喜んだ。

一難去ってまた一難!再び救出

これで一安心かと思われたが、試練はこれだけではなかった。

危険な車道へと向かうカルガモ親子。
これには「車にひかれないで!車にひかれない!?」と撮影者も不安になる。

カルガモを誘導する女性(FNN投稿サイト「ビデオPost」)

そこで、サンシェードで車に轢かれないよう、再びカルガモ親子を誘導した撮影者。

「(助けたときは)やれやれと一瞬思ったんですけど、そこから歩道をドンドン進んでいき、道路に出ちゃったものだから」と回想する。

道路を渡りきったカルガモ親子は、その後、無事に川まで辿り着いたという。

撮影者は「無事に育ってほしいなという感じですね、もうあんまり危険なところを渡ってほしくない」と願っていた。
(「イット!」 7月18日放送より)

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