秋田市の秋田大学医学部付属病院に入院していた成人女性が脳死と判定され、21日に臓器提供が行われた。秋田県内での臓器移植法に基づく脳死判定と臓器の提供は、2024年4月以来で3例目。

日本臓器移植ネットワークによると、秋田大学医学部付属病院に入院していた成人女性が19日、臓器移植法に基づく脳死と判定された。

女性は、臓器提供の意思を示す書面を残していなかったが、県臓器移植コーディネーターから説明を受けた家族が承諾し、21日に臓器が摘出された。

摘出された臓器は心臓や肺など5つで、腎臓は秋大病院で慢性腎不全を患う50代の男性に移植された。このほか、東京大学医学部付属病院や岡山大学病院、福岡大学病院など、4つの医療機関で治療を受ける40~60代の男女の患者5人が移植手術を受けた。

秋田県内での臓器移植法に基づく脳死判定と臓器提供は、2024年4月以来で3例目。

今回の臓器移植に携わった県臓器移植コーディネーターの佐々木聡さんは、「4月に実施された県内2例目の臓器提供で、移植医療が県民に知られてきた」とコメントしている。

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