花見シーズンも残りわずかとなる中、秋田県湯沢市にある一本桜「おしら様の枝垂(しだ)れ桜」が満開を迎え、県の内外から多くの人が訪れている。

 湯沢市の横堀地区の田んぼの一角にたたずむ1本のサクラ、通称「おしら様の枝垂れ桜」。近くにある白山神社を、地域の住民が「おしら様」と呼んでいたことにちなんで名付けられたといわれている。

 樹齢は210年で、高さ15メートル、枝の広がりは20メートルと、サクラの美しさに加え力強さも感じられる大木だ。

 サクラは例年より1週間ほど早い4月13日ごろから咲き始め、17日に満開を迎えた。

 19日は時折小雨も降るあいにくの天気だったが、一目見ようと県の内外から多くの人が訪れていた。

 井川町から訪れた人:
「大きくてすごい。きれいで本当にすごい。すごいの一言」

 茨城から訪れた夫婦:
「25日と26日に予定していたが、テレビを見て『1週間前倒しにしないとまずい』と思い予定を変更した。前から見たいと思っていた。やっぱりすてき」

 「おしら様の枝垂れ桜」は夜にライトアップされ、20日午後9時まで楽しめる。

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