19日、北京で行われた米西部サンフランシスコとのジャイアントパンダ保護に向けた調印式(AP共同)

 中国野生動物保護協会は19日、北京で米西部のサンフランシスコ動物園とジャイアントパンダの国際保護に向けた協力文書に調印したと発表した。来年にパンダのつがいを贈る計画で、正式協定を早期に交わすと明らかにした。

 中国の習近平国家主席は昨年11月にサンフランシスコを訪問し、米国とパンダ保護の協力を続ける考えを示していた。中国外務省の林剣副報道局長は19日の記者会見でパンダが「両国の友好に積極的役割を果たす」と期待感を表明。「パンダ外交」で米国との緊張緩和を図る考えだ。

 中国は今年夏にも米西部カリフォルニア州サンディエゴの動物園にパンダ2頭を贈る計画だと報じられている。(共同)

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