県は、今回の大雨による農林水産業の被害について、少なくとも60億円に上るとの推計を示した。

今回の大雨では、田畑の冠水や、土砂の流入農業用ハウスやサケのふ化施設の浸水など、31市町村で被害が確認されている。
県は2日に開かれた対策会議で、農林水産業の被害額について、少なくとも60億円に上ることを明らかにした。
県は被害額はさらに増えると見込んでいて、100億円を超える可能性もあるという。
また県は、戸沢村と鮭川村で家が損壊した住民のための仮設住宅の建設を検討していて、今月中に着工するという。

(松村祥史防災担当相)
「避難所にいる方は酒田市・戸沢村は100人を超えている。こういう方々が自宅に帰れるのか、仮設住宅が必要なのか、二次避難が必要なのか。状況を現場と調整し対応を図っていく必要がある」

山形県と秋田県での大雨被害をうけ、岸田総理は2日、松村防災担当大臣に対し、速やかに激甚災害への指定に向け手続きを進めるよう指示を出した。
激甚災害に指定されれば、自治体が行う復旧工事の国庫補助率が引き上げられる。

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