ヒマワリ畑のそばを通過する東海道新幹線の点検車両「ドクターイエロー」=岐阜県大垣市で2024年8月5日、兵藤公治撮影
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 見ごろを迎えた岐阜県大垣市平町の「大垣ひまわり畑」のそばを5日、新幹線の点検車両「ドクターイエロー」が通過した。JR東海のドクターイエローは来年1月に、JR西日本の車両は2027年をめどに引退が決まっている。貴重な「黄色の共演」を見ようと、家族連れや写真愛好家らが多く訪れた。

 午前中から30度を超える暑さの中、大勢の愛好家らがカメラを構えた。午後1時40分過ぎにドクターイエローが姿を見せると、歓声とともにシャッターを切る音が響いた。

 東京都武蔵野市の茂木美玲さん(30)は「走っている姿をどうしても見たくて。待っている間の緊張感がいい」と笑顔を見せた。

 ひまわり畑は地元農家などでつくる実行委員会が手がけており、今年は約3・2ヘクタールの休耕田に約14万本が植えられている。時期をずらして種をまき、8月上旬と中旬に大輪の花を咲かせる。大垣市によると、このところの猛暑で一気に開花し、今月いっぱい楽しめるという。【稲垣洋介】

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