花巻東女子硬式野球部が8月3日に甲子園で行われた全国大会の決勝で神戸弘陵(兵庫県)と対戦し、0対3で敗れ初の全国制覇とはなりませんでした。

創部5年目、夏の全国大会では初の決勝進出を果たした花巻東。

スタンドには同じく全国大会に出場する男子硬式野球部やこの試合のため帰国を早めたというアメリカ・スタンフォード大学に進学する佐々木麟太郎選手の姿がありました。

決勝の相手はこの大会連覇を狙う神戸弘陵です。

地元・花巻市ではパブリックビューイングも行われ会場には約20人が集まり選手に声援を送りました。

決勝のマウンドには準決勝で完封した千葉穂乃果が上がりました。

千葉は強豪・神戸弘陵打線を3回までわずかヒット1本無失点に抑えます。

打線は3回裏、フォアボールと送りバントで1アウト2塁のチャンス、ここで9番・照沼は強烈な当たりでしたがサードライナーでダブルプレー、得点をあげることはできません。

5回の表、花巻東はヒットと送りバントで2アウト2塁のピンチを迎えます。

このピンチにピッチャー千葉がセカンドランナーを見事に牽制でアウトにしピンチを切り抜けました。

0対0で迎えた6回表ヒットで出たランナーをバントで送られ1アウト2塁のピンチでサードが1塁に悪送球し先制点を許します。

その後1点を追加され2点のビハインドとなった花巻東、6回の裏に2本のヒットで2アウト1塁3塁のチャンスを迎えます。

バッターは4番の三浦、しかし1塁ランナーが飛び出してしまいタッチアウトで得点を奪えません。

最後まで得点を上げられなかった花巻東は、初の甲子園の舞台で初の全国制覇とはなりませんでした。

花巻東 佐々木秋羽主将
「優勝したかったんですけどできなくて悔しいです」

花巻東 沼田尚志監督
「負けはしたけうちの力を精一杯出してくれたと思う」

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