蒸し暑い日が続き、リスクが高まっているのが、食中毒。長野県も6日から3日間、この夏4回目となる注意報を発令しています。長野市保健所では、食中毒のリスクを学んでもらおうと、親子向けの予防教室も開かれました。

保健所の職員:
「食中毒の3つのポイントは、(細菌を)つけない、増やさない、やっつける」

長野市保健所で開かれた「食中毒予防教室」。市内の親子5組が参加し、生活の中に潜むリスクや予防のポイントを学びました。

こちらは手洗いの実験。専用の液体を付けた後、せっけんで手を洗います。そして、ブラックライトにかざすとー

参加した親子:
「真っ白だね」
「汚い、ちゃんと洗おう」

白く浮かび上がったのは洗い落とせなかった汚れ。どの場所に残っているか一目でわかります。

子ども:
「手首とか。さっき(1回目)よりはいいけれど、もう少しよく洗った方が」

参加者(小1):
「(手にいっぱいついていて)気持ち悪かった。(これから)手をいっぱい洗う」

参加者(小6):
「ウイルスとか細菌のことが分かって良かった。手洗いはよく洗うようにしたい」

子どもと参加した母親:
「予防できる方法が分かればよいかなと思って。(家では)生魚を取り扱うことが普段多いので気をつけたい」

気温も湿度も上がる夏場は、食中毒のリスクが高まる時期で、7月には、県内でウエルシュ菌による食中毒が3件発生しています。

長野市保健所 食品生活衛生課・笠原美絵 課長補佐:
「夏場は細菌性の食中毒が増えてきている。(細菌を)つけない、増やさない、やっつけるの3点に気をつけて、元気に夏場を過ごしてほしい」

県も6日から3日間、この夏4回目となる「注意報」を発令しています。

あらためて、予防のポイントです。大事なのが、こちらの3つのポイントです。手洗いやはし・トングの使い分けなどで細菌をつけないこと。食品の温度管理に気を付けて、細菌を増やさないこと。生の肉や魚などはしっかり加熱をして細菌をやっつけることです。人が集まって食事をする機会も増える時期なので、一層、気を付けていきたいですね。

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