秋田県内ではお盆期間中、ふるさとへの帰省に合わせて各地で「二十歳を祝う集い」が開かれている。このうち大仙市では15日、二十歳を迎えた参加者が気持ちを新たにしていた。

大曲市民会館で開かれた「大仙市二十歳を祝う会」には、2003年度に生まれた459人が参加した。

式典では参加者を代表して、大仙市在住で横手市の自動車メーカーに勤めている齊藤颯太さんが未来への誓いを述べた。

 齊藤颯太さん:
「新型コロナウィルスの流行で授業や部活動、学校行事など思い描いた生活とは違う悔しさを経験したが、多くの人に支えられ乗り越えてきた。私たちは、コロナ禍がもたらした社会の変化を前向きに捉え、1人の大人として自覚を持ち、新たな一歩を踏み出す」

2024年度は大仙市が誕生して20年の節目。市の歴史とともに歩んできた参加者たちは、友人との再会を喜び合いながら二十歳として気持ちを新たにしていた。

 山形の大学に通う学生:
「秋田大好きです。秋田のために頑張れる大人になりたい」

 埼玉の大学に通う学生:
「すてきな大人になりたい」

 秋田大学に通う学生:
「大学3年生なので、勉強や部活動を頑張って楽しく過ごしたい。理学療法を学んでいるので理学療法士になりたい。トレーニングなどの面で秋田に貢献したい」

また15日は、二十歳を祝う会の参加者を対象に、飲酒の正しい知識を身に付けてもらうセミナーが開かれた。

「スマートドリンキングセミナー」は、アサヒビールが進めているスマドリ=スマートドリンキングというお酒との上手な付き合い方を知ってもらおうと開かれた。

「スマドリ」とは、お酒を飲める人も飲めない人も楽しめる、体質や場面に合わせた自由な飲み方を表している。

講師を務めたアサヒビールの萩野智也さんは、「店に行ったけれど自分が飲めるドリンクがないなど、そういったものを変えていこう、改善していこうと『スマドリ』の推進活動を進めている」と取り組みを紹介した。

参加者は「お酒は大好き。飲み会では自分が好きなお酒を飲むようにしている」「そんなには飲まないが、楽しく飲むように心がけていきたい」などと話していた。

参加者は自分に合ったお酒との付き合い方を学んでいた。

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