マイナンバーカードの見本

マイナンバーカードを取得しても普段は持ち歩かない人が40・1%いることが、デジタル庁のアンケートで分かった。政府は災害時の避難状況の把握にカードを使い、年齢や性別に応じた支援に生かす方針だが、持ち歩かない人の割合は、年代が上がるほど高かった。理由は「利用する必要性・機会がない」のほか「落とした場合に不安」も多かった。

「持ち歩いている」は45・8%、カードを「取得していない」は13・4%だった。

政府は12月に現行の健康保険証を廃止し、カードに機能を持たせたマイナ保険証に一本化する。しかしカードを取得したと回答した約1万7千人のうち保険証としての利用を申し込んだのは54・3%。実際に利用したことがあるのは、このうち38・5%にとどまった。理由は、通っている医療機関がマイナ保険証に対応していないことや「メリットを感じない」などだった。

調査は昨年11~12月、2万人を対象にインターネットで実施した。

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