岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASが検出された問題で町は8月20日、18歳未満の住民にも血液検査を実施する方針を示しました。

この問題は2023年、吉備中央町の円城浄水場から有機フッ素化合物PFASが国の暫定目標値を超えて検出されたものです。20日夜、町が開いた説明会には円城地区の自治会長らが参加し、これまで18歳以上の住民が対象とされていたPFASの血中濃度などを調べる血液検査について、対象を18歳未満にも広げる方針が示されました。

また、町の全住民を対象に体の不調がないかなどを調査し、この回答をもとに岡山大学などがPFASの血中濃度と健康の関係を分析することにしています。

(岡山大学疫学・衛生学分野 頼藤貴志教授)
「データが手元にいつ来るかによるが、来たら2~3ヵ月で分析できると思う」

血液検査の対象者は約2400人で、検査を希望するかどうかは町がアンケートで取りまとめます。

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