2024年は天候に恵まれ岩手県盛岡市の農園では旬のモモが豊作となっています。
甘味を凝縮するため特徴的な栽培方法で作られたモモは「朝獲り完熟桃」として新鮮な状態で多くの人に買い求められています。
盛岡市手代森のふじむら農園では、豊かな香りと甘味が特徴の品種「川中島白桃」の収穫が最盛期を迎えています。
ふじむら農園 藤村真哉代表
「春に霜の害が近年多かったが今年は霜の害がなかった。春の気候と夏の暑さでたくさんのモモが取れている」
現在、市内の3カ所の畑で約200本のモモの木を栽培していて、2024年は例年より2割ほど多い収穫量を見込んでいるということです。
ふじむら農園では時期を分けて12品種のモモを作っていて、その育て方には特徴があります。
まず春先に行われる選抜作業でモモの木から95%の蕾を摘み取ると、その後は5%分の果実をさらに1%分まで間引き、甘みが凝縮される環境を整えます。
そして一つ一つのモモの状態を毎日確認し糖度が最も高くなる日を見極めて朝に収穫されているのです。
ふじむら農園 藤村真哉代表
「食べる人が一番喜んでくれるタイミングで取る。感動するモモを作れないかと日々苦労しながら栽培している」
こうして作られた大玉のモモは「朝穫り完熟桃」と銘打って収穫直後の新鮮な状態で直売所で販売されます。
店頭に並べる際には当日朝収穫されたことがわかるようスタンプが押されます。
内記和人記者
「こちら先ほど獲れたばかりのモモです。さっそくいただきます。果肉の歯ごたえがしっかりしているのに中から甘さが湧き出てくる感じです。まさに味の最高到達点です」
午前10時の開店に合わせ訪れた客はまず大きくカットされたモモを試食。
そしてそれぞれが形や大きさをよく見極めて「朝獲り完熟桃」を買い求めていました。
紫波町から訪れた人
「こちらのモモはすごくおいしくて、みんなで食べようと思って買った」
盛岡市から訪れた人
「みずみずしくて甘くておいしい」
ふじむら農園のモモの直売所は9月20日ごろまで営業する予定です。
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