秋田県農業試験場の仕事や研究内容を紹介する「参観デー」が23日始まった。普段は立ち入ることができない野菜や花きなどの試験現場を間近に見られるとあって、多くの人でにぎわっていた。

県農業試験場では、品種の改良や生産技術の向上を目指し、日々研究が進められている。

23日から始まった参観デーは、成果などを広めるとともに農業を身近に感じてもらおうというもので、施設が一般に公開されている。

普段は関係者しか立ち入ることができない研究用のハウスを見学できるうえに、研究員から直接アドバイスがもらえるとあって、朝から多くの農家などが訪れていた。

 由利本荘市から来場した農家:
「先月の大雨でアスパラが冠水してしまって、収量も減りまずいなと思って相談させてもらおうと来た」

 由利本荘市から来場した農家:
「大変参考になった。何も分からない状態なのでプロに教えてもらえる機会があるのはうれしい」

また、2024年のテーマは「新技術で新たな秋田の農業を拓こう」で、会場には農作業の負担軽減や効率化に役立つ「スマート農機」が展示されている。

 菅原咲子アナウンサー:
「こちらが最新の農薬散布用ドローン。送信機で飛行ルートを設定するとドローンを自動で飛ばすことができる。難しい操縦の技術は必要ない」

さらに、農業を志す人に朗報。県内での就農に必要な技術や経営力を身に着けてもらう講義が体験で受講できるコーナーが、今回初めて設けられ、事前に研修制度を知ることができる。

「参観デー」は、24日まで開かれている。

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