静岡市清水区の工場周辺から発がん性が指摘される化学物質PFOAが検出された問題で市民団体が市に対し住民説明会や血液検査の実施を要望しました。

清水区三保の化学工場では2013年まで発がん性があるとされる化学物質PFOAを使用していて、市が周辺の水路や井戸を調査したところ国の暫定目標値を超える高濃度のPFOAが検出されました。

これを受け工場の元従業員たちでつくる市民団体が静岡市の環境保全課を訪れ、住民説明会や周辺住民への血液検査の実施などを要望しました。

清水PFAS問題を考える連絡会・鈴木孝雄共同代表:直接住民と会話するような場を作ってくれと、自治会長も巻き込んで住民説明会をするようなことをしてくれと言いました

市民団体によりますと要望に対し市は住民説明会については検討するとした一方、血液検査はPFOAの健康被害について国の指針が定まっていないため実施できないと回答したということです。

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