秋田・男鹿市にある男鹿水族館で、お寿司(すし)をにぎるようなしぐさを見せるアザラシが撮影され、SNSで話題となっている。
アザラシはひれを重ねて“ニギニギ”と動かし、その様子はまるで寿司屋の大将のようだ。
しかし、このしぐさは、かゆくてツメを「かいていた」のだという。
お寿司を握るアザラシ!?
秋田・男鹿市の男鹿水族館で、寿司にぎりの達人として話題になっているのは、人気者ゴマフアザラシの「こまち」。
この記事の画像(11枚)にんまりと笑みを浮かべたような表情で、前のひれを器用に“ニギニギ”と何度も重ね合わせる様子は、まるでお寿司を握る“大将”のようだ。
その様子をとらえた動画がXに投稿されると、6万「いいね!」がつき、ネットで話題となっている。
撮影者によると、「こまち」はこれまでにも顔をガラスにぶつけるなど、“ファンサービス”のような動きをよく見せると言い、アザラシファンの間でも有名だったという。
“ニギニギ”の理由は…かゆいから?
今回話題となった、お寿司を握っているように見える動きにはどんな意味があるのか、アジア動物医療研究センター・パンク町田センター長に聞くと、「ズバリ言っちゃっていいですか?…あれ、手をかいているだけですね」と説明。
また、アザラシの生態について、「アザラシは犬や猫と同じように、かゆいときには自分のツメを使って体をかくんです」とパンク町田センター長は解説する。
ゴマフアザラシのヒレには大きなツメがついており、ただ単にかゆいから、かいていただけではないかという。
言われて見れば、かきかきする「こまち」の表情も、とっても気持ち良さそうに見えてくる。
(「イット!」 8月21日放送より)
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